こんにちは、イブです。
今日は問題解決のヒーローになれる思考法を紹介します。
その方法とは..ラテラルシンキング。
そんなのありかよって思う方法で問題を解決できるようになります。
【おすすめする人】
- 問題解決が自分の成果につながる人
→いわゆるサラリーマンは何らかの問題解決をすることが多いと思うので、即成果につながります。 - 今いる業界の外への転職を考えている人
→問題解決力は業界を超えて役立つ、自分の武器になる力です。
別業界への転職を菅家ている人も、今の環境で次の仕事で役立つ力をつけられます
ラテラルシンキングに関する本
イブおすすめはこの本です。
タイトルが好きで2回読みました。
なんか既視感あるよなあ..って思いながらkindleで読みましたが、よく考えたら去年立ち読みしました笑
- 楽しく気軽に読める
思考法の本ですが、平易な表現で書いているので、内容を抵抗なく受け入れられます。 - ちょっと悔しい
「そんな解決法が..!」と悔しいのにほほ笑んでしまうような例が載っています。
イブはこの悔しさをあなたに共有したいです!
そして、「そんな方法が..!」と周囲に思わせたくなるので注意しましょう。
ラテラルシンキングに興味が湧いてしまいます。 - 自分を試される
問題部分を先に提示されるので、自分ならどうするか考えながら読めます。
先代の発想力に感銘を受けるもよし、自分の頭の柔らかさににやにやするもよしです。
ラテラルシンキングとは
問題解決するための考え方の一つです。
ラテラルシンキングと対になるのがロジカルシンキングです。
後者の方がなじみがあるのではないでしょうか。
ラテラルシンキングとは、本質を見抜くことで、結果を出す新しい道をみつける思考法のことです。
もっと言うと、誰もが思いつく常識的な考えから外れたやり方で、常識的な方法よりも優れた解決策を見つけられるのがラテラルシンキングの魅力です。
ラテラルシンキングで生まれる案についておそらくこんな感情を抱くと思います。
- ずるい考え方だ
- 要領のいい人だ
- センスあるなあ
- 人生楽になりそう
- 自分で思いついたら気持ちいいだろうな..
製造業の工場で、2種類の製品A、Bが入った中身の見えない同じ袋にラベルを貼って出荷する。作業員によるラベルの貼り違えが起こったため、再発防止策を考えたい
(よくある解決策)
- 2種類を同時に作業しないルールにする。
- AとBの置き場を決め、貼り違えが起こらないように作業員に教育する
(ラテラルシンキングを使った解決法の例)
- 製品AとBの袋の見た目を変える。
- 袋を透明にする。
- ラベルを先に袋に貼り、そのあと製品を入れるようにする。(すぐできて確実!)
この場合、すぐに思いつくのは、ルール決めや教育です。
しかし、問題の本質はラベルを貼る時点で製品AとBの見分けがつかないことでした。
そこで、袋に先にラベルを貼り、その後製品を入れることで入れ違いを防ぐことができます。
この方法なら、同じミスを防止できるうえに、新たな費用も発生しません。
ラテラルシンキングとロジカルシンキング
ラテラルシンキング、そして対になるロジカルシンキングについて特徴を整理します。
どちらも問題解決の方法を考える思考法ですが、ロジカルシンキングが論理的に解決策を見つけていくのに対し、ラテラルシンキングは発想の柔軟さを大切にし、より効果的に問題を解決できる案を考えます。
ただし、ラテラルシンキングでは柔軟な発想をOKとする背反で、何でもありになってしまいます。
本当にその方法が問題解決につながるか、ロジカルシンキングで考える必要があります。
つまり、問題解決には2つの思考方法の組み合わせが向いています。
-
水平思考
-
複数の正解がある
-
思考の飛躍はOK
-
垂直思考
-
正解は一つで、論理的に掘り下げていく、
-
思考の飛躍はNG
ラテラルシンキングの身に付け方
上記の本からの抜粋で気になる部分を紹介します。
ラテラルシンキングに必要な3つの力
- 疑う力
ラテラルシンキングでは、固定観念から自由になることが大切です。
ひとことでいうと、何でもあり。
発想が柔軟な子供の心を思い出してみましょう - 抽象化する力
言い換えると、問題の本質を見抜く力です。
問題の根幹は何なのかを考え、そこに対するアプローチを考えます。
対象を特定→抽象化→具体化のステップを踏みます。
詳細は本にて。 - セレンディピティ
偶然の発見を見逃さない力です。
例えば、全く別のことを考えているときに、ふと仕事の問題の解決につながるヒントを見つけるような感じです。
通勤電車の広告から、製品の形状の問題の解決を思いつくとか。
ラテラルシンキングを使った問題解決のステップ
ラテラルシンキング×ロジカルシンキングで進めます。
ラテラルシンキングで案を出し、ロジカルシンキングでそれがうまくいくか頭の中で検証します。
(例の場合、袋に先にラベルを貼ると、製品を入れる頃には袋の見分けがつくので、中身が入れ替わることがないな…など)
問題の根幹を見つけます。
例では作業員がミスをすることが問題のように感じますが、実は、袋の見分けがつかないことが問題の本質です。
固定観念にとらわれず、袋の見分けがつくようにする方法を自由に考えます。
例
案1) 製品AとBの袋の見た目を変える。
案2) 袋を透明にする。
案3) ラベルを先に袋に貼り、そのあと製品を入れるようにする。
案1や案2の場合、問題は解決できそうですが、費用と時間がかかることが予想されます。
また、製品の仕様が変わることを顧客がよしとするかわからない問題が発生します。
それに対して案3なら、作業の順番を変えるだけなので追加費用は発生しないうえ、すぐにできます。
案1、案2、案3はどれも、今あるもの(決まった袋、作業手順)から自由になる発想がないと出てこない案です。
まとめ
ラテラルシンキングについて、意味と考え方をまとめました。
これを身に付けることで、職種、業界にとらわれない自分の武器を身に付けることができます。
分かりやすくラテラルシンキングについて学べる本ですので、もっと学びたい方は是非読んでみてください。
ずるい考え方を身に付け、「その手があったか!」と嬉しい驚きを与えましょう。
以上、イブでした。
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